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済州島・・・
初日朝から大爆釣でイソンボ+デカカンパ+ドデカヒラマサを釣り、
「パラダイスここにありだな!もう帰ってもいいよ」なんて鼻歌交じりの一行。
船長のカタコト日本語で「もうちょっと行けばコレよりデカイのがうじゃうじゃいる」
との言葉に一同はラインシステムを変更していた。
その矢先に『ドカンバキバキ』という轟音が。。。
真っ黒い煙がエンジンルームから上がり全員凍りついた。
煙が引くのを待ってエンジンルームを覗くと、ヘッドは木っ端微塵に吹き飛び壊滅状態のエンジンが見えた。
陸もギリギリしか見えない沖で、しかも無線も壊れている。
携帯も駄目で発炎筒もない。
しかしファンキーな俺たちは「遭難しても魚だけでしばらく生きていけるだろう」
と小さなジグで小物を釣り上げまくった。
クーラーに入りきれない程釣り、夜を迎える。漆黒の闇と満点の星空。
交代で見張りをしながら朝を迎える。
白いTシャツ3枚に真っ黒いエンジンオイルで書いた『S』『O』『S』の文字は今も仲間が大事に保存している。
どこまで流されたのか解らない。
誰かが「ロシアで拿捕されたら恐いな」と洒落にならない発言。
SOSと書かれたTシャツを持つ手にも力が入った。
万が一を考えて体力温存で2日目は釣りを控えて魚を捌き飯をたらふく食う。
二日目の夜が明けて翌朝、割と近くを小さいタンカーが通る。
全員で声を振り絞り『HELP!』と叫ぶが無反応で通り過ぎられた。
30分以上誰も口を開かなかった。
それから6時間後、こちらに全速で向かってくる船が数隻!
そう、タンカーから無線で救助要請が出されていたのだ。
韓国の海上保安庁みたいな船と仲間の漁船が救助に来てくれた。
帰り道は大荒れで曳航していた船のロープが切れてビビッタが、その時は既に僕らは別船に乗っていたので
先に港に戻った。
事情聴取を受けて開放されたが、後から聞いた話、曳航されていた船は沈してしまったらしい。。。
皆さん激安ツアーには気をつけましょうね(^_^;)
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